2006年2月22日 (水)

女きょうだいの力

坂本龍馬が好きな男性って多いみたいです。
竜馬かもしれないけどここは龍馬で統一。

龍馬には3人の姉がいましたが、
3人とも龍馬さんを陰から表から支えていたようです。

柳田国男さんは言いました。
日本人男性が最も力を発揮できる状態は
”女きょうだいの力”に支えられたときである
」と。

龍馬はどんな性分だったのかというと、
○ 自分の言動の責任はすべて取り、責任転嫁はしない
○ 自分に自信を持ち、他者への依存心が少ない
○ 明確な自己主張を持ち、イエスノーがはっきりしていた
○ マッチスモ(”野蛮”と”男らしさ”の混同を特徴とする
 行動パターン)がなかった
○ 女性の人格を尊重し、女性に感謝や甘えを素直に表現した

なんだかかっこかわいいナイスガイなんですけどー。
こんな人見た事なーい。
いや、嘘です。何人か知ってます。
尊敬に値する方ばかり。

日本人男性だけど
女きょうだいがいないから
力発揮できないじゃんとか言う人はグーパンチ。
そんな風に賢く強く支えてくれる女性を選べば良い話です。
なかなか難しいんですけどねー。

弟が2人いますが。
気の強さだけは坂本乙女的姉でしたが、
あまりにも幼少期に力で圧倒してきてしまった経緯もあり
力を発揮させてやれてるのかはいささか疑問。

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中国的三大悪女

近所の文化博物館で、
ラストエンペラーと西太后展が開催中です。
見に行きたい。近々行く。ソロ活動で。

ということで、
西太后って中国三大悪女の一人なのですが。
三大悪女→『前漢の呂后』『唐の則天武后』『清の西太后』。
三人とも出身階層が高貴でなくて、
身分の高い女性を目の敵にして残酷に殺害しています。
そして三人とも、それぞれ自分の実家の
傀儡政権を作るため、
政権近くの皇族を全滅させているという
とんでもない共通点をお持ちです。

悪女って。いったいどんなひどい事したの。
という感じですが。
例えば、呂后。
● ライバルの両手足をきり、鼻を削いだ上
 トイレに放り込み「ヒトブタ」と罵った。
● ライバルが生んだ正統な皇子を
 さまざまな口実をもうけて惨殺。
● 嫁いだ先の劉氏一族をほとんど殲滅させた。  …とか。

あと、誰がやったかは定かじゃないのですが、
息子が思慕している女性が気に食わない人だったので、
耳鼻削いで眼球えぐって手足はもいで
胴体は生きたまま肥だめに浸けて、
晩ご飯に何食わぬ顔で耳鼻眼などの素材の料理を出して
食べる息子に
「これ何の食材?」と聞かれて
悲惨な状態になっているその女性を見せ、
泣きながら胃の中のもの全部吐き出す息子をよそに
平然とその食事を続けたとか。

おええええええ
書いてたら本当に気持ち悪くなってきました。
とにかくあの中国で3つの指に入る悪女ってのは
そういうレベルだってことです。
ちなみに、息子に思慕する女性を食わせた鬼后は、
布団の中で安らかに天寿を全うしたみたいです。
…超理不尽。

男女集まりゃ何処でも大奥。
恐ろしいですねー。大奥のるつぼ。

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2006年2月18日 (土)

コギャル納言と眼鏡っ娘式部

どっちも平安時代の才女で
有名な本を書いてる方なんですけど、
何かすんごい内面は対照的っぽいです。

まず清少納言。
ひとことで表現すれば陽性、コギャル風。
感性がとても豊かに表現されていて、
見立てがとても上手で、思いつきの良さがあったらしい。
相当な歳になってから執筆した
「枕草子」(春はあけぼの。やうやう白くなりゆく…てやつ)でも
彼女が使仕えていた皇后・中宮定子に、
同性愛的ともいえる純粋な憧憬を心に抱いていたみたい。
女性の立場に対する、同じ女としての共感をはっきりと描いており
それは海女のような身分違いの女性たちにまで及んでいます。

しかし、それほど高級な貴族でもないのに
自らは階級意識の固まりだったみたい。
共感は示すけど、上から見下ろしてるって感じですかね。
で、自分の感じたことを率直にスパスパ表現。

一方、紫式部。
世界一、男女の心理やテクを繊細に描いたといわれる
「源氏物語」の執筆者ですけど、
いってしまえば超陰性なヒト。
自意識過剰で分裂気質、
周囲からの評価に異常に敏感。
人物への評価も辛口ピーコ。
先述した清少納言への評伝は、
実に得意顔で偉そうにしてたヒトですわ。
あれほど利口ぶって漢字を書き散らしてるけれども
よく見ると不十分なところがたくさんあるのホホホ
レベル的にも程度が知れてるのよフフン
」(※意訳)。

ネクラの人間がネアカな人間に対して感じる違和感を
典型的に「紫式部日記」で表現してて、
中身は孤独、自己凝視、鋭い批判な日記のようです。
ちなみに
影響を受けた文筆家さんは白楽天という中国の人で、
彼は人間心理を綿々と表現した詩人だそう。

みんなちがってみんないい。
多分、矛盾する要素を誰もが抱えているのです。
表現する比率や気づいている割合が違うだけで。

自分はこっちのタイプかなーというのは
あくまで表面上の話であって、
心の中には清少納言も紫式部もいるってことで。

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2006年2月 2日 (木)

つれづれなるままに日暮し

1283年頃に生まれた兼好さん。
本姓は卜部なのに通名は吉田。なぜ。

古来名文の誉れ高く、卓抜したユーモアで
234段の多岐にわたる内容を持った徒然草。
同じものを賛美してみたり、別の段で戒めてみたり、
一見して矛盾も多い徒然草。

上昇志向バリバリなはずの30歳で出家して隠者になったみたいですが、
社会や人に対する興味は限りなかったようです。
随筆中の矛盾も、世間のたくさんの矛盾を眺めたときの
いつわりなき生活感情のたまものであって、
独特な「無常観」が根底で矛盾をつなげていらっしゃる。
「世はさだめなきこそ、いみじけれ」
「折節の移りかはるこそ、ものごとにあはれなれ」。
うーん無常。


そのなかで、
何方をも捨てじと心にとり持ちては、一事もなるべからず
おのが分を知りて、及ばざる時は、速やかに止むを智といふべし
という一文があるのですが。

簡単に言うと、
『何でもかんでも手をつけてたらどれも半端なままに終わるザマス。
大事なもの以外は思い切ってうっちゃる決断力が必要ザマス

『自分の力量を知って、できないことに労力をかけるより
できることから手をつけるのが智恵ってもんザマス

ということですが。

これはきっと
「自分の矮小さを思い知るがいい」
「器ちっちゃいんだから無理すんなって」

といった消極的な意味ではなく。
むしろ向上しようと思ったらこうしなよ、っていう忠告だと。

早々に表舞台からドロップアウトした兼好さんですが、
それはきっとできるけどしなかっただけで、
数ある選択肢の中から確固たるものを持って選んだのであって
俗っぽく言うと「勝ち隠者」だったんだろうなと思うわけです。
ニートでなく、智者の隠遁。
おのれを知り、優先順位をはっきりさせた結果の生きかた。

さっきの引用した言葉でいうと、ほかにも
大いなる炬(ひ)あらむとする時には、
まず蘭松(らんしょう)を備(もう)く

(平安前期の僧、景戒『日本霊異記』より。)や、
凡(およ)そ小人の常、
大なる事を欲して小なる事を怠り、
出来難き事を憂ひて出来易き事を勤めず

(二宮尊徳←薪背負って本読んでる銅像の彼。)など。


元メリケン某大統領もことわざも赤川次郎も宇宙飛行士も、
似たようなことを言っています。
物事の優先順位を適切に見定めて
足元が明るいうちに確実に積んでいかないと、
えらいことになるんですね。

言うは易しというやつで、
簡単そうなことが実は難しい…

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2006年2月 1日 (水)

ソクラテス

ソクラテス。

独学で哲学してたとき、書籍登場率100%だった人。

有名だけど、実際どんな人?と思って、ざっと調べたところ、

次のような感じになりました。

彼は古代ギリシャのアテネの哲学者(前470399頃)。

ロゴス(原理・言葉)の世界に普遍的真理を見ようとした、倫理学の祖。

青年に思想的影響を与えたため告発され、

毒人参の杯を水から仰いで獄中で死亡。

超頑固で、白黒の善悪を付けたかったので

「誰の心の中にも真理があり、それは皆同じだ」という

「客観的真理」を主張して回った。

そしてこれが私的に一番興味深かったのですが。

ソクラテスって…変。変なんです。とにかく変なんです。

      美少年好き

…ギリシャ人の男性は大体美少年好きである。

      死刑のとき嬉しそうだった

…ギリシャには元々身体は牢獄でその中に魂が閉じ込められているという思想があったからだと思われる。

      歩行中急に立ち止まり、何時間も動かなくなる

…友人といても急に固まるので有名だった。友人はそのまま置いていったという。

ダイモンなる神様と交信していたらしいが、これが死刑となった要因の一つ。

      嫁さんの性格が悪すぎる

…悪妻を持つと哲学者になれるという。

      不細工

…ソクラテスは不細工だったと3000年も伝えられている。

もう、好奇心そそりまくりですよ。

ギリシャ人の男性に共感覚えまくりですよ。←さりげに問題発言。

死刑のとき嬉しそうって、究極マゾじゃないですか。

そして何時間も止まったままの彼を置いていく友達。

そもそも本当に友人なのか?

固まってる彼よりそっちの方に爆笑一本。

働きもせず、ぷらぷら遊説して回って、

汚い身なりでしょっちゅう何時間も固まる伝説の不細工。

嫁さんの性格が捻じ曲がる気も分かる気がする。

捻じ曲がらないでいられるなら、ソクラテス以上の哲人かと。

哲学というととっつきにくい感じがあるけど、

悟った偉人の抱腹絶倒な私生活に親近感をビンビンに感じます。

最高の哲学者であり、古代の伝説的芸人。

こんなこというと、ソクラテスに杖で小突き回されそうですね。

一度、熊本焼酎美少年を酌み交わしながら説法されたい。

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